らくらくスマートフォンF-42Aの機能と毎月のランニングコストを解説!【料金編】

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らくらくスマートフォンF-42A

2020年9月23日にドコモから発売されたらくらくスマートフォンF-42A。
言わずと知れた人気シリーズで、他社から発売されている類似品はありますが、老舗中の老舗である富士通製の最新らくらくスマートフォンF-42A(以下、F-42A)を、機能はもちろんF-42Aを利用する上での毎月のドコモ料金や注意点を解説してみました。
既にスマートフォン利用中の方、初めてスマートフォンにチャレンジされる方や、ご自身用、ご家族様用に検討中の方の参考になれば幸いです!

はじめに

らくらくスマートフォンF-42Aは、高年齢層向けに使いやすさをとことん追求したスマートフォンです。
数あるスマートフォンメーカーがある中で、「富士通製」「日本製」である事がまず高年齢層には安心感を与えます。
1つ注意なのは、購入を検討する際にらくらくスマートフォンで良いのかを確認してほしいという事です。
意外な落とし穴として、らくらくスマートフォンを買ったは良いが、「人前で恥ずかしくて出せない」なんて声も少なからずあります。
らくらくスマートフォンを買う事ばかりに気を取られたり、父母用にらくらくスマートフォンで良いだろうと決めつけておくと、いざ購入後に「らくらくスマートフォン=年寄り」という世間の認識が嫌でバックから出せない人もいます。
自分は、もしくは家族は、本当にらくらくスマートフォンで良いのかをチェックしておきましょう。

らくらくスマートフォンは、通常のスマートフォンに比べ、操作感が独特です。
使い易くなっていますが、追及されているが故に他のスマートフォンとは操作感が違うので、らくらくスマートフォン→通常のスマートフォン、通常のスマートフォン→らくらくスマートフォンへ機種変更すると、操作の違いに戸惑ってしまいます。
なので、らくらくスマートフォンは、後々スマートフォンを使う為の入門機という考えではなく、「次回機種変更しても、らくらくスマートフォン」くらいに考えていたほうが良いかも知れません。
とは言っても、らくらくスマートフォンであっても通常のスマートフォンであっても、焦らずゆっくり使い方に慣れて頂ければ良いと思いますので、難しく考えずチャレンジしてもらえればと思います。

機種代金とランニングコスト

ここでは、機種代金と毎月のスマホ料金を考えてみます。初めてスマートフォンにされる場合の割引等も踏まえて解説していきたいと思います。

機種代金

F-42Aは、2020年12月現在のドコモオンラインショップ価格は、41,976円です。
ドコモでは、機種代金を金利無しの分割で支払う事ができ、ドコモの料金に合算して支払っていく事ができます。
分割回数は12回・24回・36回払いを選択でき、仮に36回を選んだ場合は、1,166円×36回です。
ドコモショップや取扱店で購入の際は、この金額に頭金がプラスされるため、販売店毎に価格が違う場合があります。
ちなみに、ドコモ以外からのMNPの場合は、16,500円引きの端末購入割引が適用され25,476円です。
この場合、36回払いだと707円×36回となります。
スマホおかえしプログラムの対象機種では無いため、分割と一括払いには差はありません。
最初に全額払って後を楽にするか、分割にして初期費用を極力減らすかで決めて頂ければOKです。

機種購入時は、事務手数料が2,200円もしくは、3,300円がかかります。SIMカードの発行が必要な機種購入時は3,300円。必要無い場合は2,200円です。発行が必要か必要で無いかは、現在お持ちのガラケーもしくはスマホに挿入されているSIMカードのサイズがnanoSIM(一番小さいサイズ)かどうか、FOMA用のSIMカード(青色のSIMカード)かで決まりますが、自分で確認する事は、破損などのリスクが有りお勧めできません。
ショップのスタッフさんにお願いするか、ドコモインフォメーションセンターを活用しましょう。
ドコモインフォメーションセンター 0120-800-000 ドコモの携帯電話からは、局番無し151発信
事務手数料は、1回だけ機種変更翌月の請求に含まれます。スマホに変えた翌月に「説明の金額より高かった」と言う声をチラホラ聞きますが、概ね事務手数料が原因です。
もちろん事務手数料の説明もありますが。

ランニングコスト

F-42Aを利用する場合、現行のドコモプランだと、ギガホもしくはギガライトを契約する事になります。
ギガホは、ネットを沢山使う人向けプラン。ギガライトは、そうでない人で費用を安く抑えたい人向けのプランです。
これに、通話オプションや付加サービスを組み合わせ、機種代金を分割にした人は、その料金+機種の分割金が毎月の請求金額になります。

ギガプラン + 通話オプション + 付加サービス + 機種代金(分割金)= 毎月のドコモ料金

ギガホもギガライトも家族構成(家族にドコモが何人いるか)で料金が違います。
ギガホは、パケット通信を30GB(増量キャンペーンで60GBまで利用可)まで通常速度で利用できるプラン。
そもそもギガホを選択の人が、らくらくスマートフォンを購入するかいささか疑問ではありますが、自宅にWi-Fi環境が無いけど動画をたくさん観たい人、アプリを沢山やってみたい等、せっかくのスマートフォンをぜひ謳歌してほしいと思います。

ギガホ料金表

ギガホ(4G・LTE)1回線2回線3回線以上ドコモ光セット割
6カ月間5,980円5,480円4,980円-1,000円
7カ月目以降6,980円6,480円5,980円-1,000円
ドコモのギガホ料金。5Gの場合は、1回線~3回線以上の表示価格に+500円ずつ。

おすすめは、ギガライトです。
ギガライトは、使ったら使った分の支払いになっていて、使わなかったらその分安上がりです。
料金は、利用データ量(パケット通信量)に応じステップ1~ステップ4の4段階制になっていて、それぞれの料金を払う仕組みになっています。

ギガライトのステップ1~ステップ4の料金

ギガライト

上図は、ドコモ1人の場合の料金です。ドコモを使っている家族とファミリー割引グループを組むことで、ドコモ2人の料金とドコモ3人以上の料金が違います。
下表がギガライトのドコモの家族回線数に応じた料金です。

ギガライト(4G・LTE・5G)1回線2回線3回線以上ドコモ光セット割
7GBまで5,980円5,480円4,980円-1,000円
5GBまで4,980円4,480円3,980円-1,000円
3GBまで3,980円3,480円2,980円-500円
1GBまで2,980円2,480円1,980円×
ギガライトプランの料金。

ドコモの家族が3人(3回線)いた場合、利用が1GB以下ならば1,980円/月で抑える事ができます。
通常速度で7GBまでは利用でき、それ以上は通信速度が最大128Kbpsとなります。128Kbpsは、LINEやメールができる程度の速度で、動画の再生やネット検索では支障が出る速度です。
F-42Aの場合、受信時が最大150Mbpsなので、理論上単純計算で1秒間に約1,000分の1のデータ量しか受信できなくなります。
7GBに到達する場合、ギガホの料金程になるので30GB~60GB使えて「結局ギガホの方が良かった」という事になりますが、使ったり使わなかったりする場合はギガライトがおすすめです。

通話オプション

通話をどのくらいするかで、通話オプションを付ける付けないを決める事になります。付ける場合は国内通話無料オプションの1,700円/月か、5分以内の国内通話無料オプションの700円/月がプラスになります。
オプションを付けない場合や5分以内の国内通話無料オプションで5分以上の通話をする場合は、30秒毎に20円の通話料がかかります。
これで計算すると1カ月に通話が42分以内であれば、国内通話無料オプションの1,700円は元が取れないので、オプション無しか5分以内の国内通話無料オプションを付けると良いと思います。

付加サービス

F-42Aの故障や万が一の時の補償サービス、ⅾTVやⅾマガジン等の付加サービスを付ける場合もプラスで料金がかかる事になります。
個人的には、せっかくのスマートフォンですから、動画や音楽や電子書籍等を堪能してみてほしいと思います。しかし得体の知らないサービスよりは、ドコモが提供するサービスの方が安心で充実していますし、困った時にはショップで聞けたりするので是非使ってみてください。

ここまでは通常の話です。

初めてスマートフォンを持つ方ならば、ドコモの「はじめてスマホプラン」がおすすめです。
はじめてスマホプランは、ギガライト・2年定期契約かdカード割・ずっとはじめてスマホ割・はじめてスマホ割が適用された状態の総称の事を言います。
この場合、最大12カ月間は980円でスマートフォンが利用できコスパ最強となります。もちろんF-42Aを月980円で使える事になります。(機種代金が分割の場合は、プラス機種の分割金)
ドコモの家族数に関係なく、初めてスマートフォン契約にする人ならば「はじめてスマホ割」で最大12か月間ギガライト料金から1,000円割引。さらに「ずっとスマホ割」がずっと1,000円割引になるので、ギガライト1GB以下の場合だと2,980円から上記2割引2,000円を引いて980円となります。
はじめてスマホ割適用が終了する13カ月目以降でも、ずっとはじめてスマホ割の1,000円割引が効いている為、1,980円でずっと利用できます。

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「はじめてスマホ割」と「ずっとはじめてスマホ割」の適用イメージ

さらに!

「おしゃべり割」で5分以内の国内通話オプション料が最大12カ月間無料です。
ずっとはじめてスマホ割と同時に通話オプションを申し込みすると、通話オプション料金から700円割引が最大12カ月間受けられるので、国内通話5分以内無料オプションなら無料。国内通話無料オプションなら1,000円で利用できます。
13カ月目以降は、有料となるので注意が必要ですが、条件がずっとはじめてスマホ割適用となる手続きをする事なので、申し込まない手はありません。
はじめてスマホプランのデメリットは、ギガライトで1GBしか利用できない事。
1GBで自動では止まらず、1GBを超えないように自分で注意が必要です。2021年3月1日からギガライトのギガプラン上限設定オプションが開始され1GBの設定のみ出来るようになります。
このオプションを使えば1GBで自動ストップがかかり980円を超える心配は不要となります。
オプション料は無料で、申し込みは2021年2月18日から受付け開始です。
データ量もたくさん使えて、尚且つ安い方がと当然思うと思います。その場合は、2020年12月にドコモが発表したahamoを検討しても良いと思います。

ahamoなら20GBも使えて2,980円と格安スマホ事業者並みです。
2021年5月まではシステムの準備が間に合わず、ドコモ内であってもMNP扱いだそうで、端末のSIMロック解除が必要かどうかやキャリアメール(@docomo.ne.jp)が使えない事に留意する必要がありますが、一定の料金内で楽しめる幅は広がりそうです。
ahamoのサービス開始は2021年3月からとなっています

はじめてスマホプランは、2年定期契約もしくはⅾカード割が適用されるのも条件です。2年縛りを受け入れるか、ドコモのクレジットサービスであるdカードを申し込みしドコモ料金をdカード払いにする事で980円が実現します。
ですが、2年定期契約もdカードも申し込まない場合であっても、月170円のアップに留まりますし、2年定期契約したとしても解約金は1,000円なので、致命的な影響とはなりません。
ちなみにdカードには、レギュラーとゴールドがあり、シルバーのカードのレギュラーは年会費無料、ゴールドは有料です。
年会費無料ならば、特段のデメリットはありませんし、スマホで有料アプリやネットショッピングを利用する場合などクレジットカードの必要性は以前より高まっていると思います。
セキュリティ等には留意しながらクレジットカードを持ってみても良いと思います。dカードならばdポイントを街のお店で使ったり貯めたりする際のdポイントカードの役割も兼ねています。

料金編まとめ

・らくらくスマートフォンが適切か考える!
・ギガライト契約「はじめてスマホプラン」ならランニングコスト月額980円+機種代金(分割)
・通話オプションは月に42分を基準に考える。(はじめてスマホプランならおしゃべり割適用!)
・せっかくのスマートフォンを楽しむ事が前提!ゆっくり使えるようになりましょう!

はじめてスマートフォンにするのですから、期待と不安があると思います。
使えなかったらどうしよう?と思うでしょう。料金的にはFOMAサービスを終了したいドコモの思惑があるので、これまでに無い割引で安く使える環境があります。
後は、F-42Aを楽しめるかどうかの問題です。
最安の1GB980円をおすすめしていますが、これに限らずスマートフォンを活用して楽しんでいただければと思います。
最初使い方に戸惑って、その日の内にスマートフォンは使えないと心のシャッターを下ろしてしまう方が残念ながらいらっしゃいます。
直ぐに使いこなせるようにならなければならないなんて事はありません。最初は戸惑ってもゆっくり慣れて使えるようになればOKなのです!
もしご家族用に検討中の方がお読みになられているのであれば、そういった部分もサポートして頂ければと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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