XPERIAシリーズどれが良いの?優劣分かりにくいXPERIA 1Ⅱ/5Ⅱ/5/10Ⅱ/8を比較!
SONYのスマートフォン、XPERIAシリーズ。最近では5G対応のXPERIA 5Ⅱが登場し話題にもなっています。
縦横比21:9のシネマディスプレイを採用し始めた辺りから復権の兆しも見え、現在国内シェアではAppleに次ぐ2位となっています。
しかし個人的に思うのは、どのモデルがどのような機種で、優劣関係が分かりにくい事。
そんな同じことを感じている方のために、XPERIAシリーズ現行モデルの5機種を比較してみました。
基本スペック
1Ⅱ | 5Ⅱ | 5 | 10Ⅱ | 8 | |
サイズ 長さ×幅×厚み | 166✕72✕7.9 | 158✕68✕8 | 158✕68✕8.2 | 157✕69✕8.2 | 158✕69✕8.1 |
重量 | 181g | 163g | 164g | 151g | 170g |
ディスプレイ | 6.4インチ 4K HDR | 6.1インチ Full HD HDR | 6.1インチ Full HD HDR | 6.0インチ Full HD | 6.0インチ |
内蔵メモリ RAM/ROM | 8GB / 128GB | 8GB / 128GB | 6GB / 64GB | 4GB / 64GB | 4GB / 64GB |
CPU(Soc) | Snapdragon™865 | Snapdragon™865 | Snapdragon™855 | Snapdragon™655 | Snapdragon™630 |
バッテリー容量 | 4000mAh | 4000mAh | 3000mAh | 3600mAh | 2760mAh |
アウトカメラ | 標準 1220万画素 超広角1220万画素 望遠 1220万画素 | 標準 1220万画素 超広角1220万画素 望遠 1220万画素 | 標準 1220万画素 超広角1220万画素 望遠 1220万画素 | 標準 1220万画素 超広角 800万画素 望遠 800万画素 | 1200万画素 800万画素 |
インカメラ | 800万画素 | 800万画素 | 800万画素 | 800万画素 | 800万画素 |
指紋認証 | 指紋認証 | 指紋認証 | 指紋認証 | 指紋認証 | 指紋認証 |
5G対応 | 〇 | 〇 | × | × | × |
防水・防塵 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
3.5㎜イヤホンジャック | 〇 | 〇 | × | 〇 | 〇 |
ワイヤレス充電 | 〇 | × | × | × | × |
価格帯 | 12万円超 | 10万円前後 | 7万円台 | 4万円~5万円 | 4万~5万円 |
5G対応は、XPERIA 1ⅡとXPERIA 5Ⅱの2機種。本体サイズは、XPERIA 1Ⅱがやや大きく、その他はほぼ同じです。
重量は、XPERIA 8がスペックの割に重く、XPERIA 1Ⅱの181ℊが目につきます。181gとなるとそれなりの重量感を感じる程だと思います。
特徴的な21:9ディスプレイは標準。
ディスプレイは、サイズ的にも性能的にもXPERIA 1Ⅱが抜けている感が出ていて、一段上の映像美が楽しめると思います。動画配信サービスの台頭で国内外の映画、ドラマ、投稿動画などもより綺麗な映像で視聴できる他、4K撮影した動画をそのままスマホの画面で堪能できるのは魅力的です。
現行のXPERIAシリーズでは、画面の縦横比が21:9になっていて映画館のスクリーンとほぼ同じ。
画面を横にすると、縦横比調整の為に両脇に黒い淵が出ず、フルスクリーンで作品を楽しめるのは、5機種全てで共通です。
又、縦横比21:9にする事で、縦長なスマートフォンとなり持ちやすさにも寄与しています。
2年使っても劣化しにくいバッテリー
バッテリー容量はXPERIA 5とXPERIA 8が、他よりも少ない容量となっています。
5機種全てに「いたわり充電機能」が装備されていて、電池寿命を長持ちさせるようになっています。
これは、電池への負荷を極力減らし、劣化を抑えるというもので、ユーザーの充電習慣を学習し、例えば、夜寝ている時に充電している人ならば深夜帯の充電(設定可能)には負荷をかけないように時間をかけてゆっくり充電するなどして、負荷を軽減しています。
内蔵メモリとCPUが価格に大きく反映
内蔵メモリについては、1Ⅱと5ⅡのRAMが8GBとハイエンドモデル並み。5は6GBとミドルレンジ。4GBになると昨今のスマートフォンでは最低限のRAM容量です。
また、人間の脳にあたるCPUは、Qualcomm社製のSnapdragon™。番数が高ければ高性能な傾向になっていてSnapdragon™865を搭載したXPERIA1Ⅱと5Ⅱが優位。
XPERIA 5には同じ800番台のSnapdragon™855が搭載されていて高機能ではありますが、865は855の後継で、855よりもAI処理速度が倍になっています。
スマートフォンでは、カメラ撮影等様々な場面でAIが役立てられています。その処理能力には大きな差があるという事になり、Xperia 1Ⅱ/5ⅡとXperia 5にはそれなりの差が出るという事でもあります。
又、内蔵メモリやCPUの性能が本体価格にどうしても反映されている傾向があるのも事実です。
カメラは意外に上位3機種フラット
上の表で見るカメラ性能は、XPERIA 1Ⅱ/5Ⅱ/5が同じスペックで標準カメラ、超広角カメラ、望遠カメラの3眼。
XPERIA 10Ⅱも3眼カメラですが、有効画素数でやや劣勢です。XPERIA 8はデュアルカメラとなっています。
インカメラは、5機種全て800万画素で同じです。
XPERIAシリーズのカメラの特徴として、薄暗い場所での撮影に強く、夕方の薄暗さであれば1~2時間時間を巻き戻したのではないかと思う程の撮影の明るさがあり、且つ鮮明。
SONYのカメラ「α」シリーズの技術が取り入れられた、XPERIAのカメラには以前から定評があります。手振れ補正・4K撮影は5機種全てに。瞳を認識してピントを合わせる瞳AF機能はXPERIA 1Ⅱ/5Ⅱ/5に搭載されています。
他にも、映画撮影用プロフェッショナルカメラ「CineAlta」開発チームが監修したシネマ撮影専用機能「Cinematography Pro」がXPERIA 1Ⅱと5Ⅱに。「Cinema Pro」がXPERIA 5に装備され、映画さながらの画作り・質感・色表現を実現します。
その他
・生体認証は5機種全てで指紋認証が採用され、マスク着用が当たり前になったコロナ禍の昨今としては、ありがたい部分です。
認証部は本体右側面部にあり、画面を手前にして右手で本体を持った時に丁度親指がそこに当たり使い勝手も悪くありません。
・イヤホンジャックがXPERIA 5以外には装備されていて、有線のイヤホンマイクが直接差し込めるとともに、充電しながらのイヤホンマイク使用ができます。ワイヤレスイヤホンマイクが主流になりつつある最近では、イヤホンジャックの必要性には疑問がありますが、XPERIA 1Ⅱ以外はワイヤレス充電非対応を考えると、充電差し込み口とイヤホンマイク差し込み口を共用にすると使い方に制約が出る為、幅広く使ってもらう目的なのでは。
以上の事を元に優劣関係を図にしてみると以下のようになります。
共に5G対応で内蔵メモリとCPUの性能の高い1Ⅱと5Ⅱが最上位となり、1Ⅱと5Ⅱの差は、サイズとディスプレイの性能差で僅かに1Ⅱが上位と判断。
次いでXPERIA 5となりますが、5Ⅱと5の差は内蔵メモリとCPUの性能差に加えバッテリー容量にある程度の開きがあるためです。
XPERIA 5と10Ⅱの差は、内蔵メモリ、CPU、カメラ性能の差で、そこからディスプレイ性能、カメラ性能、CPUの差でXPERIA 8が続く格好です。
価格もこれに準じている様子もお分かりだと思います。
同じキャリアで全てのXPERIAが発売している訳ではありませんが、SONYの公式サイトやSONYショップを覗けばSIMフリーモデルの購入も可能です。
今回は、いくつかあるXPERIAシリーズのモデルの関係性がどのようになっているのか良く分からない方に、スッキリしていただければ幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。