らくらくスマートフォンF-42Aの機能と毎月のランニングコストを解説!【機能編】

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らくらくスマートフォンF-42A

2020年9月23日にドコモから発売された、らくらくスマートフォンF-42A。【料金編】に続きこの記事では、らくらくスマートフォンF-42A(以下、F-42A)の機能と特徴について解説していきたいと思います。
前作のらくらくスマートフォンme F-01Lが2019年2月15日に発売され、約1年半ぶりの新型となります。
2012年に初代らくらくスマートフォン F-12Dが登場して、8機種目となるF-42A。
様々な意見や要望に合わせ、変えなくていい部分はそのままに、使いやすさに関してはハイテクを駆使し新機種毎に進化してきました。

F-42Aの特徴

・大きい文字サイズをさらに拡大できる「おまかせズーム」!
・らくらくタッチパネル / らくらくタッチパネル
・見やすい画面表示
・スマホかんたんホーム
・らくらくホンセンター直通ボタン
迷惑電話対策・還付金詐欺・迷惑メール対策機能
・洗剤での丸洗いOK!
・花の名前がすぐわかる!花ノート
・歩数計と連動した健康管理アプリ
・はっきりボイス / ゆっくりボイス
・ユニバーサル設計の音声読み上げ

おまかせズーム

らくらくスマートフォンの前身である「らくらくホン」から、文字の大きさはらくらくシリーズの代名詞でもありますが、今回F-42Aでは通常でも大きくなった文字サイズも更に拡大する事ができるという事です。
F-42A本体右側面に付いたカメラボタンを押下すると、画面上に「おまかせズームをしたい場所をタッチしてください」と表示され、拡大したい場所をタップ(タッチ)する事で更に拡大表示されます。
通常のスマートフォンで拡大・縮小したい時に使うピンチイン・ピンチアウトのようなサポート機能です。
F-42Aでは本来、おまかせズームを使わなくても画面表示をピンチアウトしたように拡大はできますが、年配の方にはそのピンチアウトが上手くできなかったり、ピンチアウトという言葉自体が不慣れで理解に苦しみます。
スマートフォンを難なく使っている世代の人にとっての常識は、らくらくスマートフォンを持つ世代にとっては常識で無い事が多くあります。
「物理ボタンを押す事で、機能が行使される」という一見手間に思える手順も、世代の人からすれば分かり易い操作となる訳です。
又、年配の方で、操作している指とは別の指や手が画面上に触れてしまい、うまく操作できていない事をよく見かけます。こういった煩わしさが、「スマホは難しい」という観念になり「スマホを使えるようになりたい!」というチャレンジ精神は削ぎ落されていきます。
この機能は、正にそれを予防できます。
必要が無い方もいらっしゃるでしょう。そういった方は、[本体設定]→[画面・ランプの設定]→[おまかせズーム]の手順でオフにしてください。
尚、おまかせズームが使えないのは、トップ画面表示中、ホーム画面表示中、カメラ起動中、文字入力中、音声読み上げをオンにしている時、パターンロック/暗証番号/パスワードの入力画面中です。

らくらくタッチ/らくらくタッチパネル

らくらくタッチ / らくらくタッチパネルは、画面操作をサポートする機能で、通常のスマートフォン操作の画面をタップ(タッチ)・スライド・ピンチイン/アウトに加え「押し込む」ができる機能です。
つまり”触れる”と”押す”を区別して反応します。
物理ボタンを押す事に慣れたらくらくスマートフォン世代は、画面をタップ(タッチ)で済むところ、わざわざ画面上を押し込んでしまう傾向があります。
又、操作している側の手とは反対側の手の指が、画面に被っている事が良くあります。
指が別の個所に当たってしまい本意で無い入力となり、戸惑って困った挙句にホームボタンを押して無かったことにしてしまいます。
そうした誤入力を防止するためのらくらくタッチで、入力や選択したい箇所をタップ(タッチ)では無く、押し込む事で入力となる機能です。
押し込んだ際は、白い波紋が操作部から表示され視覚的にも分かり易く、別の指が画面に被っていても反応しない仕組みになっています。
ネットでニュースを読む時、「この記事が読みたいけど、画面脇の広告に指が当たってしまい、戻りたいけど戻れない」ってのは、有りがちですよね。
押し込まない限り、選択決定されたことにはならず、それ以外の画面操作は通常通りできるという訳です。
世代の方は、なかなか若い時みたいに手が動かなくなるようで、かなり重宝されているおすすめ機能です。

フリップ入力においても、文字キーを長押し後にガイドの十字が表示されるなど細かい使い勝手も考えられています。
長押し時も一瞬バイブレーションで押した反応を指に伝え、物理ボタンを押している感触を与えています。
らくらくらタッチは、設定でオン・オフを切り替えができるので、できるだけ通常のスマートフォンに近い操作をお好みならオフにすると良いと思います。

見やすい画面表示

約4.7インチの大画面に使用頻度を考慮した機能の配列と、大きくて見やすいアイコン表示で、分かりやすい画面表示となっています。

見やすい画面表示

スマホかんたんホームならば、よく利用するアプリだけを配置してカスタマイズする事もできます。また、通常のスマートフォンに近い使い方使い方となり、尚且つ分かりやすい設計になっています。
次の機種変更では、通常のスマートフォンにも挑戦したい方等には、スマホかんたんホームはおすすめの機能です。

F-42Aスマホかんたんホーム

らくらくホンセンター直通ボタン

らくらくスマートフォンであっても、操作に困る事はあるでしょう。
F-42Aには、ホーム画面上に「らくらくホンセンター」というボタンが配置され、らくらくスマートフォンに関する案件専属のオペレーターと直接会話をする事で問題を解説する事ができるようになっています。
らくらくホンセンターは、年中無休となっていて、受付時間は9:00~20:00です。らくらくホンセンターボタンが押せない状況等でも、フリーダイヤル 0120-6969-37 か、ドコモの携帯電話から局弁無しの15777に発信する事でセンターに繋がります。
センターを「使う」「使わない」は、人によって違うと思いますが、いざと言う時には、「繋がるようになっている」「いざとなったらセンターボタン」という安心感があるのと無いとでは違いますので、重要ポイントです。
ちなみに、らくらくホンセンターボタンの隣には、使い方ガイドボタンが配置されていて自分で簡単に調べる事もできるようになっています。
さらにF-42Aには、使い方ガイドブックが同梱されているので活用するのも良いと思います。
店頭に在庫があれば、使いこなしガイドブックももらえます。

らくらくホンセンター直通電話
らくらくスマートフォンには、困ったときのためにらくらくホンセンター直通電話ボタンが配置されている。

迷惑電話対策・還付金詐欺・迷惑メール対策機能

F-42Aには、全国防犯協会連合会に認定された迷惑電話対策機能・還付金詐欺対策機能・迷惑メール判定機能が備わっています。
電話帳に未登録の電話番号から着信があると、発信者側に牽制の音声ガイダンスを自動で流します。又、通話音声を解析し還付金詐欺のリスクを自動で検出し、牽制の音声ガイダンスと同時に着信側への注意喚起で振込みリスクを抑制する機能も備わっています。
迷惑メール対策機能は、面識のない不特定者から口座への振り込み等の現金をだまし取る架空請求や融資保証金詐欺等のメールを判別し、受信者へ注意喚起を行います。
電話もメールもネットワーク側でシャットアウトする事はできず、着信・受信はどうしてもしてしまいますので、着信・受信した際に冷静な対応ができるかが重要で、「もしからしたら?」と思わせてくれる本機能は、これだけ詐欺被害の多い昨今には無視できない有効な機能だと思います。
自分を守るためにも、家族を守るためにも活用していただければと思います。
迷惑電話対策・還付金詐欺・迷惑メール対策機能は警視庁犯罪抑止対策本部からの助言を参考に富士通コネクテッドテクノロジーズ社が開発した機能です。

洗剤での丸洗いOK!

防水防塵機能の付いたケータイやスマホは数あるものの、新型コロナウイルスの影響でウイルス対策にも敏感な昨今には洗剤OKのスマートフォンはうれしいところです。
スマートフォンの仕様にある防水は、一定の水深の真水に一定時間沈めた後に問題無く使えるかの基準や、一定時間真水をかけ続けて問題無く使えるかの基準です。
お湯や油や溶剤入りとなると話は別で、動作を保証した物はありません。
F-42Aでは、泡タイプの食器用洗剤やハンドソープ、噴霧タイプのアルコール除菌やアルコール除菌シートならば利用可能で、指紋などの油汚れや、チリ埃等を綺麗に洗い流す事ができます。

花の名前がすぐわかる!花ノート

カメラで花を撮影するとAIが解析し、その花の名前を教えてくれます。
約400種の花に対応し、撮影した花の写真を図鑑のように管理する事もできます。
また、会員数約200万人のSNS「らくらくコミュニティ」がプリンストールされていて、撮影した花を投稿する事もできコミュニティで交流する事もできます。らくらくコミュニティは専門スタッフが24時間投稿を確認しているので、はじめてSNSを使う人にも安心です。
らくらくコミュニティでは、俳句や文芸、写真、様々なコミュニティがあり趣味の合う人たちとらくらくスマートフォンを通じて楽しむ事もできます。
花などの植物に興味を持った人が多いらくらくスマートフォン世代にはうれしい機能だと思います。
GoogleフォトアプリのGoogleレンズを使えば、同様に写真内に写った花の名前を調べる事ができますが、らくらくスマートフォン世代が使う前提で考えると使いやすさの面で花ノートの敵ではありません。

F-42Aの花ノート機能

歩数計と連動した健康管理アプリ

歩数計機能と連動して、「ララしあコネクト」アプリが歩数管理・体のストレス(血管年齢)・心拍・血圧・睡眠・心の健康を管理してくれます。
認知症予防支援機能として、歩いた歩数で東海道五十三次を疑似的に歩いているように管理してくれます。

その他、認知症リスクを予測する機能もあり、認知機能検査やF-42A背面に搭載された脈波センサーを使った血管年齢測定や深呼吸アシスト機能で、さらなる健康促進を図る事ができます。
また、dヘルスケアで、歩いた歩数分dポイントが貯まる仕組みもあるので、楽しみ方の幅が広いF-42Aです。

はっきりボイス / ゆっくりボイス

雑踏や騒音が多い場所でも、通話相手の聞き取りにくい声にメリハリを付け聞き取り易くされています。
通話相手が早口で話しても、速度を調節して聞き取り易くされています。
この機能での、会話の不自然さは無く、以前のモデルから採用されている機能の1つです。

ユニバーサル設計の音声読み上げ

視覚障害者にも使いやすく、画面を3本指でたたくと表示されている画面を音声読み上げしてくれます。
画面を2本指でなぞると画面の上にいる事を低音、画面の下は高音で知らせてくれたり、選択できるボタンは「ポッ」選択できない物は「ピッ」という音を使い、音の変化で画面の状況がわかるようになっています。
その他、WEB画面上の文字も読み上げでき、リピート読み上げもできるようになっています。

基本スペック

本体サイズ H×W×D約143✕70✕9.3㎜
質量約143g
OSAndroid™10
内蔵メモリ RAM / ROM3GB / 32GB
バッテリー容量2,110mAh
ディスプレイ約4.7インチ HD 有機EL(720✕1,280)
アウトカメラ約1,310万画素
インカメラ約500万画素
F-42Aの基本スペック

最後に

いかがだったでしょうか?らくらくスマートフォンF-42A。
ご自身用やご家族様用に検討中だと思います。申し上げておきたいのは、連絡を待つだけの使い方では無く、是非アクティブに使ってほしいという事です。
ここに紹介した機能やポイントは、最初だけでも良いと思います。自分なりの楽しみ方が、出来ればきっとらくらくスマートフォンF-42Aを買って良かったと思ってもらえると思います。
操作が分からなくなることもあるでしょう。そんな時は、ドコモショップや、らくらくホンセンター、ドコモインフォメーションセンター、知人、友人、家族に聞いて”使う”事を止めないようにしましょう。
ドコモショップのスマホ教室だってあります。
ゆっくり使えるようになればOKです!
便利で楽しいスマートフォンライフを送ってください!
最後までお読みいただきありがとうございました。

らくらくスマートフォンF-42Aの機能と毎月のランニングコストを解説!【料金編】はこちら。

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