iPhone 12 Pro価格3社比較!
iPhone 12シリーズの国内取り扱いキャリアは、ドコモ・au・ソフトバンクの3社。残念ながら楽天モバイルは入っておらず、蚊帳の外。大手3社からはiPhone 12とiPhone 12 Proの価格が発表され、もし楽天モバイルが取り扱う事になっていたらどうなっていたか気になるところです。
この記事では、ドコモ・au・ソフトバンクの3社のiPhone 12 PROの価格を比較してみました。なかなか文字だけだと分かりづらいので表にまとめています。
iPhone 12 Proの割引前価格
128GB | 256GB | 512GB | |
ドコモ | 129,096円 | 142,560円 | 169,488円 |
ドコモ(MNP) | 107,096円 | 120,560円 | 147,488円 |
au | 127,495円 | 140,750円 | 168,170円 |
ソフトバンク | 137,520円 | 151,920円 | 180,000円 |
これは、割引前の価格で3社ともに価格が違うのが分かります。ちなみに、キャリアショップや販売店での販売価格とは違いますが、キャリアショップや販売店の販売価格はキャリア発表の価格がベースになっているので、この金額に頭金という名目で上乗せになっている事が殆どです。
では、キャリア発表(2020年10月16日)の価格で見ると、どの容量もauが一番安い事が分かります。逆に一番高いのはソフトバンクという結果です。ソフトバンクとauの価格差が想像以上に大きいのが気になります。
ドコモは、他2社とは違い、MNP(他社からのりかえ)のみ「5G WELCOME割」の20,000円割引が適用され、それ以外の新規契約・機種変更の価格より20,000円安い設定になっています。ドコモがiPhoneを活用し転入獲得を促進させたい思惑が伺えます。
尚、MNP用の価格を踏まえると、このドコモのMNP用の価格が3社の中で1番安い価格となります。
残価設定型プログラムならどうか?
3社とも、機種代金を指定の回数で分割払いにする事で、一定期間経過後、スマートフォンを返却して残りの分割金を免除してもらう。もしくは、そのまま使い続け残りを順当に払うかを選択できるプログラムを提供しています。
自動車を購入する際に良く聴く、残価設定型購入のスマホ版です。
ドコモでは、「スマホおかえしプログラム」。auは「かえトクプログラム」。ソフトバンクは「トクするサポート+」という名前のサービスになっています。この残価設定型プログラム適用時の価格で比較してみたいと思います。
128GB | 256GB | 512GB | |
ドコモ | 86,064円 | 95,040円 | 112,992円 |
ドコモ(MNP) | 71,408円 | 80,384円 | 98,336円 |
au | 67,735円 | 74,750円 | 89,930円 |
ソフトバンク | 68,760円 | 75,960円 | 90,000円 |
表は各社、残価設定型プログラムを最短(前倒し利用は無し)で利用した場合の価格です。残価設定型プログラムを利用した場合の価格を見比べるとauが最安で、僅かな差でソフトバンクが安い結果になっています。逆にドコモはMNP時も含め、一番高いという格好です。
残価設定型プログラムの内容が各社それぞれに違う事で、このような事になっています。例えば、ソフトバンクは、48回の分割払いにし24回払った時点で返却した場合、残りの24カ月分の支払いが不要となります。つまり半額で2年間スマホを使える事になります。逆にこれがウリであるため”半額ありき”の一面もあり、元の価格を高くしておく必要があったのかもしれません。
これだと48回払いでトクするサポート+を利用しない人にとっては、不利になるという面もあります。
ソフトバンクのiPhone 12 Proの価格は、2年間(24カ月)使って返却ならauに続いて安いという事になりますが、
auのかえトクプログラムは、プログラムの特性上、表にあるプログラム利用時の価格は23回支払い時の金額になっています。これを、23回目までの分割金を1回分上乗せして24回払いにすると128GBが70,680円、256GBが78,000円、512GBが93,840円となり、各容量ソフトバンクと逆転して1番安くauが2番目に安い事になります。
ドコモのスマホおかえしプログラムは、36回払いが条件で、24回カ月目に返却する事で残りの12回免除となります。そもそもauは、全体の最大で約46%。ソフトバンクは48回払いの内の24回分(50%)が免除なので、いくら割引前価格が2番手でも、プログラム利用時(24カ月時)には、一番高いという事になります。
ドコモのスマホおかえしプログラムについては、こちらの記事がおすすめ
2年間(24カ月)分割金を払ってスマホを返却する場合、ソフトバンクが1番安く、auが2番目に安く、一番高いのがドコモという結果になります。
しかし、プログラムを利用せず(返却しない)機種代金全額を支払う場合は、auが1番安く、ドコモが2番目に安く、ソフトバンクが一番高いという事になります。
返却して機種変更するか、順当に最後まで払ってずっと自分の所有としておくかで結果が違う訳です。目先の価格に捕らわれないようにするのも重要ですね。
追記:2020年10月16日より、auのiPhone 12 Proが、新規11,000円、乗りかえ(MNP)22,000円のOnline Shopお得割の割引対象機種に追加になりました。