auの「かえトクプログラム」他社との違いを解説。

かえトクプログラムのロゴ
auの「かえトクプログラム」

この記事では、auの「かえトクプログラム」はどんなサービスか。同様のサービスを提供するドコモ・ソフトバンクとどう違うのかを解説しています。

スマートフォンの本体価格が高額化の一途を辿っています。これだけ高いと、なかなか簡単に購入できないのが現状です。そこで各キャリアは、契約者がスマートフォンを購入し易くするため一定の条件下で、本体代金の一部の支払いが不要となるようなサポートを始めました。

それがauの「かえトクプログラム」。ドコモでは「スマホおかえしプログラム」。ソフトバンクでは「トクするサポート+」というサービス名で提供中です。

※auのホームページでは分割の支払いを1カ月目~24カ月目という表現がされていて1カ月目は購入した月の事で、支払いが始まっておらず分かりにくいので、本記事では1回目~24回目という表現にしています。

auの「かえトクプログラム」スペック

auのかえトクプログラムは、スマートフォン購入の際に、かえトクプログラム利用予定であれば本体代金の支払いを24回の分割払いにする事が条件になっています。通常分割払いと言えば、商品代金を回数で均等割りする認識がありますが、auのかえトクプログラムでは、全24回の支払いの内、1回目の支払いから23回までの分割金と最後の24回目の支払う金額が違います。

24回目だけ高く設定され、1回目から23回目の金額が低く、支払い易くなっている特徴があります。

23回支払った時点でスマホを返却し、且つ機種変更する事で、最後の24回目の支払いが不要となるプログラムになっています。

24回目の金額は、iPhone12シリーズだと全体の約46%、Androidスマートフォンで約41%、廉価機種だとそれ以下もあるようで、その金額分の支払いが返却と機種変更で不要になります。つまり、実際に支払うのは23回分の機種代金の41%~46%(廉価機種は比率が高い)だけを払う訳です。

他2社は、分割金は均等割りされていて残りの回数分の支払いが不要になるようになっています。ドコモだと24回目~36回(35回目まで)。ソフトバンクならば24回目~48回目(47回目)ならいつでもプログラムの利用が可能で、支払不要となる残金は減り続けていきますが、返却するか使い続けるかを決めるのに猶予があり自由度が高くなっています。

auのかえトクプログラムだと、本来、23回支払った時点までに最後の24回目を払うか返却するかを決めなければなりませんが、23回目を払った時点で24回目の金額(高く設定されている金額)を再度24回の分割にする事ができます。

ドコモのスマホおかえしプログラムについては、こちらの記事もおすすめ

この場合、1回目~23回目と24回目~48回目の分割金が違ってきます。少し他社よりも複雑な作りになっているようです。

又、分割は24回・36回・48回の選択肢がありますが、かえトクプログラムは24回の分割が条件なので、プログラム利用の可能性が少しでもあれば24回払いを選んでおく必要があります。

他2社は、とりあえず楽で一番長い分割払いを選んでおきさえすれば、プログラムを使うも使わないも最後の支払いまで考えられます。

かえトクプログラム抑えておくべき点
・24回払いを選んでおく必要がある。
・24回目の支払い分を再度24回払いにできる。

かえトクプログラムのメリット

少し自由度という面で、他2社より難のあるかえトクプログラムですが、プログラム利用時に不要となる機種代金は、ドコモの最大33%(36回払いの内最大12回分)不要。より大きくなっています。auの方がより恩恵を受ける事ができるようになっているという事です。

また1回目~23回目までの分割金が安いというメリットも出てきます。これはソフトバンクの48回払いの金額程です。

※auの一部の廉価機種では、不要となる分割が全体の10%台の物もありますが、そもそも廉価機種で1万円~4万円台の機種なので最後の24回目が高く設定されているとしても数千円のレベルとなっています。

又、48回払いが条件のソフトバンクは、50%の恩恵が受けれますが、最初から50%不要にできる価格設定がされていて、そもそもの価格設定がやや高い傾向があるようです。

かえトクプログラムのメリット
・恩恵を受ける金額が大きい。
(ドコモよりも割引率が大きい・ソフトバンクはそもそもの価格高)
・分割金が他2社より安くなる。
(24回払いなのに48回払いくらいの金額)

最後に

3社3様の残価設定型プログラムでのスマホ購入。一長一短あるにせよ、auはドコモよりも恩恵が大きく、そもそもの本体価格の設定がソフトバンクより安い傾向がある為、かえトクプログラム利用時は、他2社より一番お得になる可能性が大のようです。

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