iPhoneの予約事情。上手な予約のやり方。
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iPhone12シリーズが発表され、今年も新型iPhoneのシーズンを迎えました。例年、発売当初は、入荷待ちが続き入手するまでに1カ月以上かかる事もあります。販売店への入荷の仕組みを理解すると、上手な予約のやり方が見えてきます。
この記事では、キャリアショップ(ドコモ)や販売店のiPhone入荷の仕組みの話と、予約のアドバイスをお話しします。
発表まで何も知らされない。Appleの情報規制。
新型iPhoneが発表されると、その数日後(12シリーズの場合は、10月16日)に予約が始まり、そのまた1週間後辺りに発売するのが慣例です。iPhone12シリーズもその流れでスケジューリングされているようです。
キャリアショップや販売店では、そういった事前のiPhone情報は入って来ず、顧客と同じようにネット情報を頼るしかありません。予約のルールなどについても予約・販売情報が知れてしまう為、知らされないのです。つまり、持っている情報は、顧客と同じなのです。
ネットに出回る情報も、公式のものは全く無く全てリーク情報かウワサだったりします。逆にそれが、想像を掻き立て期待させるような戦術なのかもしれません。
Appleからの発表の後、各キャリアから告知が発出されるまでは、キャリアショップも販売店も発表まで何の情報も持っていない為、問い合わせしても無駄です。
これは、Appleのブランディンク戦略の1つでもあり、Appleと取り扱い事業者との契約で、厳しい情報規制が取られています。
Apple以外のメーカー製の物だと、事前に商品情報が周知され、メーカーによっては、実機を使っての事前勉強会がショップや販売店で実施され商品理解を深める事ができます。但し、その情報もメーカーとキャリアの契約があるので、ネットや知人に漏らす事は絶対にできません。
発売や予約までに商品の事を知る事ができるメーカーと知る事の出来ないApple以外のメーカーという違いがあります。
また、ショップスタッフや販売店スタッフですら、実際の商品を見るのは販売日当日か前日になります。これは、どうしても商品の展示の準備があるためで、必ず、発売日前日の営業終了後か発売日当日の開店前とされています。
さて、予約事情の話ですが、まずは、ショップや販売店には沢山入荷しない事を知っておく必要があります。別記事に書いている通り、iPhoneは複数モデル毎に容量が3つ設定があり、そのモデル・容量毎にカラーがあるため何通りもの機種が登場する事になります。
iPhone12シリーズの場合は、4モデル✕3容量✕カラー、合計54通りとなります。これを全て10台ずつ入荷できると仮定して、540台。1台仮に10万円としたら、540万円。金額はさておき、540台のiPhone12シリーズと現行iPhoneやAndroidスマートフォンの在庫を考えると、セキュリティを含めた管理や場所の確保に無理が出てきます。
増してや、1機種10台なんて入荷できる程、発売当初の流通数は多く無く、場所も管理もできるにしても入荷できない事情もあるようです。
日本に割り当てられる初回の台数は、せいぜい数万台と言われ、仮に5万台が日本に送られたとして、3キャリアで平等に分けても約1万6,000台ずつ。
キャリアに2,000店のお店があるとした場合、1店に配分できるのは8台という事になります。この8台には、iPhone12があったり12Proだったり、それの256GBだったりカラーだったりする事を考えると、モデル・容量・カラーによって発売日当日に在庫が0台の機種が沢山あるということです。
欲しい台数分発注できない。
ショップや販売店、仮にドコモでは、基本的に平日は毎日発注する事ができ、発注の翌日には商品が届くようになっています。しかし、10台欲しいからといって10台発注する事はできず、提示された台数を上限にしか発注できないようになっています。
iPhoneで言えば、このiPhone12Proの256GBが沢山売れそうだから沢山入荷させておこうとはいかない訳です。
発注できる上限は、販売した実績を元に計算され提示されていますが、未発売の機種だと、予約台数の多さによって提示される発注可能数が決まってきます。
なので、沢山入荷できそうな規模の大きい店舗だからといって沢山入荷できるお店である事とは、直接関係はありません。但し、規模が大きい店舗は、販売数も多い事が予測されるので予約数も多く沢山入荷できると理屈は成立します。
しかし、早くに自分の順番が回ってくることとは別問題で、沢山予約がある店舗に沢山入荷があったとしても、それだけ待っている人は多く順番はなかなか回ってきません。逆に予約が少なくてもそれに合わせた入荷はあるので、結局はどこであろうが早く予約をするというのが最善策なのです。
オンライン予約を使う。
コロナの影響で、多くのキャリアショップが来店自体に予約制をとっている事や、そもそもの感染リスク回避を考えるとオンラインで予約をするのが利口です。オンラインで予約するとショップの予約システムに連動していますので、受取店舗で予約をしたことになります。
但し、「オンラインショップで予約」と「オンラインでショップに商品予約」とを混合して間違わないように注意が必要です。SIMカード差替えやiPhoneのアクティベートが自身で完結できるという人は、オンラインショップで予約し、ショップで買いたい人は、オンラインで受取店舗を選択し商品予約しましょう。
キャリア各社、ログイン用のアカウントとパスワードを確認しておきましょう。直前やいざ予約の時にログインできないなんてことにならないようにしておいてください。
ドコモ店舗で購入する場合:予約開始後、ドコモホームページ→ログイン→商品・サービス→該当の機種を選択→店舗で購入する(インターネットで予約)
ドコモオンラインショップで購入する場合:ドコモホームページ→Onlineshop→ログイン→該当機種を選択→予約
auでオンライン予約する:auホームページ→ログイン→商品・サービス→iPhone→予約→店舗かオンラインショップを選択
ソフトバンクでオンライン予約:ソフトバンクホームページ→スマートフォン・携帯電話→該当機種を選択→購入する→自宅等で受け取るor店舗で受け取るを選択
ドコモでは、予約後入荷の目安が分かるようになっています。ドコモショップで購入する場合は、モデル・容量・カラーと何月何日に予約したかを伝えると入荷の目安を聞くことができるので、発売日分での購入ができなかった人は、予約店舗に問い合わせしてみるといいと思います。※発売直後だと目安の情報が無い場合がありますので、日にちを空けて問い合わせし直してみてください。