格安SIMのUQモバイル料金を調査!乗りかえ(MNP)検討の方必見!
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格安SIMに乗りかえようか検討の人も多いと思います。しかし「安くなるんだろうなぁ」というボヤっとした事は認識があっても詳細は、分からない人が大半です。
そんな乗りかえを考えている人のために、格安SIMの中でも今回は、格安SIMカードサービス満足度No.1※の、UQモバイルの料金プランや付随したサービスを調査してみました。
※株式会社J.D.パワージャパン 2020年格安SIMカードサービス顧客満足度調査調べ(以下、満足度調査)
料金の話をする前に、エリア的な話をしておきます。
UQモバイルはKDDI系の格安SIM事業者です。なので、利用可能なエリアは、auと同じになります。
親キャリアであるソフトバンクと同列のワイモバイルに対し、auとUQモバイルは縦列関係の要素が強く、UQモバイルユーザーよりauユーザー優先の通信環境と言われています。
しかしながら、上記の満足度調査において格安SIM事業者では通信速度が最も早かったという調査結果もあり、事業環境が必ずしも利用の利便性に影響するものでは無い事が伺えます。
もちろん、auのサービスエリアが申し分ない事は、ご存知の通りでしょう。
料金プラン
UQモバイルの料金プランは、基本的に2つ。
現在、新規で申し込み可能な料金プランは、スマホプランSとスマホプランRの2本柱です。
おしゃべりプランやぴったりプランのS/M/Lとありましたが、現在は既設契約者のみになっている為申し込みはできません。
ちなみにワイモバイルはベーシックプランS/M/Rと1,000円ずつ違うプランが3つです。
UQモバイルにはガラケー用のプランが無く、ガラケー本体の取扱いもDIGNO Phoneというガラケーを最後に流通が無くなっています。
ガラケーユーザーがいる家族ごと乗りかえする場合は注意が必要です。
ガラケーが全く使えない事は無く、ガラケーをスマホプランで利用する事ができ、SIMロック解除された本体を持ち込みする事で契約できます。
もう1つ、ウルトラギガMAXプランというプランが存在しますが、スマホと自宅用インターネット料金を組み合わせたプランで、スマホプランSとWiMAXギガ放題かビッグローブ光(ネット+電話)で5,360円のプランです。
UQモバイルには独自の光インターネットサービスが無く、主にビッグローブ光を取り扱っているようですが、実際には自社商品のWiMAXを勧められます。WiMAXは光インターネットでは無く、コンセントに差し込むだけでWi-Fiが使えるサービスで、上限が無く使い放題です。
簡単かつ使い放題と聞くと良く聞こえますが、光インターネット程の通信速度が無いのと、光インターネットよりもトラフィックに影響されやすい面もあります。
UQモバイルの料金プラン
スマホプランS | スマホプランR | |
月額料金 | 1,980円 | 2,980円 |
家族割適用時 | 1,480円 | 2,480円 |
データ量 | 3GB | 10GB |
データ量超過時の通信速度 | 300Kbps | 1Mbps |
ワイモバイルの「新規割」のように新規契約時の割引は無く、基本料金の割引はUQ家族割の500円引きと、学割シーズンだとこれにUQ学割が併用して効くことになります。
「新規割」が無いからと言って割高な訳では無く、割引前の価格設定がそもそも安いのでご安心を。
ワイモバイル同様、UQ家族割は2回線目から割引が適用され、ずっと500円/月の割引が適用され続けます。
UQ家族割を適用した場合の料金は、スマホプランSだと1,480円/月。スマホプランRだと2,480円/月です。
2020年の学割を適用するとスマホプランSが580円/月割引。スマホプランRが1,000円/月割引され、スマホプランSだと月に900円で利用する事ができる計算になります。
UQ学割の詳細は続編で紹介したいと思いますのでお楽しみに!
通常速度で使えるデータ量は、スマホプランSが3GBまで、スマホプランRが10GBです。使いきれないデータ量は、翌月に繰り越す事ができます。
繰り越した場合は、前月から繰り越されたデータ量から消費していき、使いきった時点から当月分を消費していくイメージです。
繰り越しは翌月までで、翌々月までは繰り越す事ができず消滅するので、毎月繰り越ししている量が多ければ、プランをSに落とす事を検討してみてください。
逆にたくさん使う人は、通信の混雑回避のために3日間で6GB以上使うと速度制限をかけられるので注意が必要です。
スマホプランデータ増量キャンペーンで13カ月間は、スマホプランSが1GB多い4GB、スマホプランRが2GB多い12GB通常速度で利用可能なデータ量が増額されます。
これには、条件があり、新規契約時もしくは、スマホプランへのプラン変更(スマホプラン間の変更は除外)とauIDの登録に加え通話オプション加入が必要です。
3GB、10GBを超えるデータ量はチャージ式になっていて1GB増量分の1,000円と、2GB増量分の2,000円が割引される形で増量されるのがややこしいところです。
一番大きいプランでも10GBのスマホプランRなので、普段から10GBを大きく超える通信をする人は、他のキャリアも検討した方が良さそうです。
UQモバイルには、ギガを節約する便利な「節約モード」なるものがあり、UQ Mobileポータルアプリで簡単に節約モードにしたり高速モードに切り替えたりできるというものです。
節約モードにした場合は、通信制限がかかった状態と同じ速度となりスマホプランSだと300Kbps。スマホプランRだと1Mbpsになり使用データ量を消費しません。
動画やダウンロード時は高速モードでストレスなく利用し、メールやLINE等のSNSの時は節約モードで使用することでギガ節約ができる訳です。
通話料金と通話オプション
基本料金には無料通話は含まれていないので、30秒毎に20円の通話料がかかります。30秒で20円は、携帯電話業界では相場です。
頻繁に通話をする人の為に通話オプションが準備されていて、国内通話し放題が1,700円/月。10分以内の国内通話し放題が700円。最大60分/月までの通話パックが500円となっています。
店舗
UQスポットと呼ばれる専売ショップ、家電量販店に多いUQ Mobile取扱店があります。
UQスポットは、新規(MNP含む)、機種変更やプラン変更に加え修理受付も可能な店舗です。UQ WiMAXの取扱いもあります。
しかし、店舗数が都市部以外は各県1店舗程度しかなく、都市部でも数十店舗とある訳ではありません。
大抵はウェブで対応できるご時世なので苦手で無い限り大丈夫だと思いますが、やや不安の残る実店舗展開です。
UQ Mobile取扱店は、全国に2,700店舗以上ありますが、新規(MNP含む)申し込みと機種変更のみの取扱いとなっていて、契約の前に取扱店では無く、UQスポットと呼ばれる店舗が近くにあるか確認していたほうが良いと思います。
万が一の困った時に、駆け込める場所がある方が安心です。
補償サービス
UQモバイルには端末補償サービスがあります。月額料金は380円と手頃な値段です。
補償内容も故障修理時の修理代金のサポートや端末交換サービスに対応しています。
端末購入時のみ申し込みができ、対象端末もUQモバイルで取り扱いのある購入端末に限られます。
なので、格安SIMのみの契約の場合は、端末が持ち込みになるので補償を受ける事はできません。
まとめ
・ワイモバイルの「新規割」のように、新規契約時から一定期間の割引が無い分、安い料金設定で使い続けれる点が有利です。
・基本料金には無料通話分が無く、通話オプションが有料の為、通話オプションを付けない人にはおすすめです。
・短期間に沢山のデータ量を使う人には不向きかも知れません。
・節約モードが便利!
・故障対応できるUQスポットが少ないのが難点。